手元のピントが合いづらい

遠くの信号や看板は見えているのに、手元の新聞・雑誌、スマホを見ようとするとピントが合いづらい…そんな症状に悩んでいませんか？

もしかしてそれは目の老化かもしれません。 最近メディアでも取り上げられている「スマホ老眼」、本来の老眼との違いですが、通常の老眼とはピント調節を担っている部分の水晶体が硬くなることで起こります。水晶体は伸び縮みすることで、カメラのレンズのようにピントを合わせているのですが、水晶体は加齢とともに柔軟性が下がり、硬くなってしまいます。そのため、伸び縮みの動きが鈍くなり、急に手元に視線を動かした時などにピント合わなくなっているのです。

一方のスマホ老眼は、20代から30代のまだ老眼の始まらないような若い人でもなる可能性があります。 スマホやパソコンなどを頻繁に使うため、目を酷使することでピント調節機能が低下し、手元のピントが合わせづらくなる症状です。 また、通常の老眼と違い、時間が経過すると症状が治まっていることが多いです。

スマホ老眼の予防法

スマホ老眼予防法をいくつかご紹介していきます。

適度に目を休める

スマホやパソコン画面を長時間見つめる時間を減らすことが重要ですが、仕事のこともあり難しい場合が多いでしょう。そんな時はパソコン・スマホ画面から30cm以上距離をとって作業をしたり、適度に休憩をとって目を休めてあげましょう。

ブルーライトを軽減する

ブリーライトとは人の目に見える可視光線、つまり光のことです。このブルーライトを長時間目に浴びるのは良くないという研究発表がされていますが、このブルーライトは太陽光はもちろん、パソコンやスマホ、テレビの液晶からも放射されており、ブルーライトを完全に避けることは不可能ですが、お使いのスマホやパソコンのブルーライトを軽減する設定への変更や、専用フィルム、ブルーライトカット加工のレンズを使ったメガネなどで軽減することができます。

目の周りを温める

蒸しタオルやホットアイマスクで目の周りを温めることで、目のピント調節をする筋肉のコリが解れ、それと同時に血行も良くなり、目の疲れも取れていきます。濡れたタオルを電子レンジで温めるだけでおうちで簡単にできます。

パソコンやスマホは日常の一部に溶け込み、動画視聴、SNS、ナビアプリなど現代生活において切り離せない存在です。今後も目を快適に使うためにも適切な使い方を知り、適度な使用を心がけましょう。