これは老眼? 最近手元が見えづらい
最近こんな症状はないでしょうか?
・雑誌や新聞、スマホなど手元から遠ざけた方がよく見える
・遠くから手元へ、手元から遠くへ視線を移すとすぐにピントが合わない
・近視用のメガネを外した方が手元が見えやすい
・以前より目が疲れやすくなった
・暗いところで物が見えづらくなった
その症状は老眼の初期症状かもしれません。「老眼」と言われると、受け入れ難いかもしれませんが、放っておくと目以外に悪影響を及ぼす可能性や、小さなストレスが積み重なってしまいます。
<老眼は生理現象>
老眼は病気ではなく、加齢に伴って誰にでも起こる老化現象のひとつです。
私たちの眼球でピント調節を担っている部分を水晶体と言います。この水晶体が伸び縮みすることで、カメラのレンズのようにピントを合わせて、見たものを正確に捉えることができるのです。しかし水晶体は加齢とともに柔軟性が下がり、硬くなっていきます。そのため、伸び縮みの動きが鈍くなり、急に手元に視線を動かした時などにピントが合わなくなります。それが老眼です。
また、自分の視力に合った老眼鏡を作ることも大事です。老眼鏡をかけるともっと老眼が進むと思っている人もいるかもしれませんが、老眼鏡をかけていなくても誰しも65歳くらいまで進行していきます。
誰にでも訪れる老眼ですが、進行を予防したり遅らせるためには健康的な生活習慣や食事に注意することが大切です。バランスの良い食事を心がけた上で、抗酸化作用や目に良いとされる下記の成分を積極的に取ることもおすすめです。
・ルテイン
・アスタキサンチン
・ビタミンB1、C
ルテインはほうれん草やにんじんのような緑黄色野菜に、アスタキサンチンは鮭、エビ、カニのような赤い魚介類に多く含まれています。 そしてこれらの成分は眼精疲労にも効果があるとされています。食品だけでの摂取が難しい場合は、これらの成分が豊富なサプリメントで補うこともできます。
老眼はある日突然手元が見えなくなるものではありません。
ピントが合わないことでストレスを感じることも多いでしょう。ですが老眼はメガネやコンタクトレンズで矯正することが可能です。
この症状は老眼かな?と思ったら眼科を受診して相談してみましょう。